ドッグフードの知識

ドッグフードにトッピングして足りない栄養を補おう

ドッグフード

愛犬の健康を考えて手作りごはんに挑戦してみたいものの、それだけで栄養が足りているか心配ですよね。

今回はドッグフードにトッピングすることで、手作りごはんよりも栄養満点なごはんを作る方法をご紹介していきたいと思います。

ドッグフードにおすすめのトッピング

今回ご紹介するトッピングは、ちょこっと手を加えるだけで簡単に栄養バランスを整えることができる食材と、市販で売っているおすすめトッピングをご紹介しています。

おすすめの食材

  効果
生肉は消化しやすいので、すぐにエネルギーにかえることができる優れた食材です。酵素・ミネラル・ビタミンなどの栄養素がたっぷり含まれているのでトッピングに最適です。
おすすめの肉
馬肉(生)・牛肉・豚肉・羊肉
魚貝類 良質なたんぱく質・カルシウム・DHA・タウリン・EPAが含まれています。お刺身やほぐした焼き魚をトッピングしてください。
アサリやシジミなどの貝類には、ビタミン・タウリン・カルシウム・鉄分などが豊富に含まれる良質なたんぱく源です。細かく刻んで煮込んで与えてください。
おすすめの魚
あじ・いわし・かつお・まぐろ・たら・鮭
ゆで野菜 食物繊維が豊富に含まれているので、腸内環境を整えてくれます。整腸作用によって便秘や下痢の予防・改善効果が期待できます。
おすすめの野菜
さつまいも・キャベツ・ブロッコリー・かぼちゃ・枝豆・きゅうり
卵にはたんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルなどがバランスよく含まれています。 皮膚炎を予防する働きもあるので、アレルギー性皮膚炎の犬にも効果があると期待されています。
ごま 活性酵素(老化・ガンの原因)を除去したり、
血行を良くする・脂質の代謝を促す・鉄の吸収を促す・疲労を回復させる・血中コレステロールを抑えるといった働きがあります。
・白ごま…油分が多い
・黒ごま…栄養価が高い
・金ごま…抗酸化作用が強力
  注意点
鶏のササミを与えている人が多いのですが、実はリンが多く、過剰摂取すると骨や歯がもろくなってしまいます。また、心臓病や腎臓病のリスクを高める危険性もあるので注意してください。
生肉を与える場合は、必ず生食用のお肉を使用してください。子犬や老犬には茹でたお肉が安心です。(ゆで汁にも栄養があるので、ドライフードをふやかすなどして使用してください。)
魚貝類 加熱した魚の骨は、硬く尖りやすくなるので、焼き魚にした場合は必ず骨を取りのぞくようにしてください。  
ゆで野菜 野菜をゆでることで消化しやすく、シュウ酸(カルシウム結石のリスク原因)などの不要な成分を取りのぞくことができるので、生野菜ではなくゆで野菜をトッピングしてください。
生卵の白身にはアビジンというたんぱく質が、皮膚炎や脱毛などの症状を引きおこす可能性があるので、必ず加熱してから与えるようにしてください。
コレステロールが高いので、高脂血症や中性脂肪値の高い犬・老犬は注意してください。
ごま 消化吸収のいい、すりごま・練りごまがおすすめですが、市販のごまには添加物が入っている場合もあるので、成分もしっかりチェックしてください。
  与える量
ドッグフードに対して5%程度
魚貝類 ドッグフードに対して5%程度(週2~3回)
ゆで野菜 ドッグフードに対して5%程度
体重6kgで1日1個(週1~2回)
ごま 1週間に1回ふりかける程度

おすすめの市販トッピング

無添加「まぐろけずり ふわふわ花」

原材料はまぐろだけといった完全無添加のふりかけです。香りが強いので、食欲が落ちている犬や薬を飲ませるときにも重宝する商品です。チャックがついていないので、密閉する袋を用意しておくと便利ですよ(*^-^*)

無添加「血液サラサラ4兄弟」

DHA・EPAがたっぷり入った魚がメインで、新鮮な食材で低カロリー・低脂肪なのでダイエットをしている犬にも適したトッピングです。血液・心臓・肝臓・ダイエット・関節・食欲不振などのお悩みの方におすすめです。

無添加「野菜ふりかけミックス」

国産野菜をそのまま乾燥させた、保存料無添加・無着色の商品です。にんじん(カロチン)、チンゲンサイ(ビタミンA・C、ミネラル)などの食品が入っています。お湯でふやかしたりそのままふりかけて与えてください。

トッピングのメリットとデメリット

メリット デメリット
❶食欲がなくても食べられる。
❷正しい量を与えることで、足りない栄養を補うことができる。
❸病気の予防をすることができる。
❶トッピングがないと食べなくなる可能性がある。
❷間違った与え方で栄養過多、病気になる恐れがある。

トッピングの注意点

トッピングはあくまでも総合栄養食の“補助的役割”ですので、どのようなことに注意して与えるべきかみていきましょう。

与え方の注意点

  1. 与えすぎにならないように量を調整する
  2. トッピングの大きさを考える
  3. 太る要素のあるトッピングは避ける
  4. 犬の健康状態を考慮する

まずはトッピングを与える前に注意しておくべき項目をご紹介します。

1. 与えすぎにならないように量を調整する

ほとんどのドッグフード(特にドライフード)は総合栄養食といって、それだけで栄養が足りるごはんになっています。トッピングの目的はあくまでも“主食であるドッグフードの補助”ですので、少しの量を与えるようにしてください。

普段与えている食事が総合栄養食でない場合は、足りない部分の栄養素をトッピングで与えてみてください。

2. トッピングの大きさを考える

ドッグフードの粒と同じくらいの大きさか、それよりも小さくきざむことで、のどに詰まらせたりトッピングだけを食べることを防ぐことができます。しかし、食欲旺盛で困っている場合は、噛むことで満足感がでるように大きめにカットしてみてください。

3. 太る要素のあるトッピングは避ける

炭水化物が多く含まれる食材は、量を調節したり与えないようにしてください。特に太りやすい犬種(ダックスフンド・ビーグル・コーギー・レトリーバー)は注意してください。

4. 犬の健康状態を考慮する

尿路結石症・心臓病・腎臓病・肝臓病・肥満・糖尿病・アレルギー・ガンなど、食事療法が必要とされる病気を持っている場合は、トッピングをすることで病気を悪化させてしまう可能性があります。療養食を行っている場合は、獣医師と相談のうえ食事を見直してみてください。

素材別注意点

  注意事項
肉類 味付け程度に少量トッピングしましょう。   肉類(特にササミ・レバー)にはリンが多く含まれているので、過剰に摂取するとカルシウムの吸収を邪魔してカルシウム不足を引きおこします。また、生肉をトッピングする場合、ドッグフードとの消化時間が違うので老犬や体調がすぐれない子にはおすすめできません。
野菜類 ドッグフードを減らさずに野菜を少しトッピングしましょう。   野菜を大量に摂取すると、カルシウムやミネラルの吸収を阻害します。また、ダイエットを目的にドッグフードを減らして野菜を入れるのはNG。必要な栄養が摂取できないので、ダイエット目的であれば専用の療養食を選びましょう。
乳製品 無糖、無塩を選びましょう。   ヨーグルトやチーズはリンとカルシウムのバランスがいいので、与えすぎには注意してトッピングしてください。
サプリメント 獣医師に相談してからトッピングしましょう。   ドッグフードにはビタミンやミネラルがきちんと配合されています。またカルシウムを過剰摂取すると骨の形成異常や免疫低下を引きおこす可能性があるので、獣医師に相談してからトッピングするようにしてください。

トッピングで足りない栄養をプラスしよう

手作り犬ごはんはバランスがむずかしく、犬の体重に併せて栄養素の割合を計算したり、必要な栄養がどんな食材に含まれているか勉強しなくてはなりません。

そこでおすすめなのが【ドッグフード+トッピング】です。

ドッグフードのほとんどが総合栄養食なので、栄養バランスを考えるというよりも“愛犬にどんな栄養が足りていないのか”見極めることが大切です。

例えば、お腹がゆるい・便秘の時はゆで野菜をトッピングしたり、体力が落ちている時には豚肉を与えたりと、その子の体調に合わせてトッピングを考えてみるのがおすすめです(^o^)丿

まとめ

缶詰などのウェットフードは食いつきはいいのですが、総合栄養食としての商品は少なく、腐らせないために保存料などの添加物が多く入っています。

食いつきをよくしたい場合は、総合栄養食のドライフードにトッピングすることがもっとも栄養バランスがいい食事といえますので、ぜひ試してみてくださいね。

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