チキンミールって鶏肉だと思いませんか?私も鶏肉だけが原料だと思っていました…。
チキンミールの正体を知った時は、愛犬のドッグフードの原材料を急いで確認してホッとしたのを覚えています(;・∀・)
そんなチキンミールとはどのような原料なのか、食べ続ける危険性や確認方法などをご説明していきたいと思います。
チキンミールとは
“チキン”なので鶏なのは間違いないのですが、「鶏の様々な部分から脂肪分を抽出(レンダリング)したものを乾燥させて粉末状(肉骨粉)にしたもの」をチキンミールと言います。
ドッグフードのパッケージには、「チキンミール」「家禽副産物」「鶏肉副産物」などという原材料名で記載されています。
どうして危険なの?
危険な理由
- 使用部位が不明
- ホルモン剤、薬物混入の可能性
- 添加物による加工
1.使用部位が不明
チキンミールは人間が食べない【くちばし・頭やトサカ・足の先・羽・血液・尿・糞便・胃などの内容物】も含まれています。
つまり廃棄されるべき部位をドッグフードに使用することで、商品の価格を抑えているのです。また、4Dミートと呼ばれる鶏肉が使用されている可能性も十分に考えられます。
4Dミート
DEAD | 死亡した動物の肉 |
---|---|
DYING | 死にかけの動物の肉 |
DISABLED | 障害のある動物の肉 |
DISEASED | 病気の動物の肉 |
これらの肉や破棄される部位は栄養価も低く、薬品や添加物をたくさん使用する必要があります。
2.ホルモン剤、薬物混入の可能性
ペットフードの安全性を確保するべく、ペットフード安全法が設けられています。
ですが、実は万全ではなく「有害な物質や病原微生物により汚染された(又疑いがある)原材料を用いてはならない」と定められていますが、加工済み原材料となる合成添加物などの表記は必要がありません。
つまりどのようなホルモン剤や薬物が使用されているかはわからないのです。また、腐食しやすい部位が混入しているため、薬剤が多く使用されている可能性があります。
薬剤の使用基準がないため、どんな薬剤がどれだけの量使用されているのかは不明で、それらの薬品には発がん性や臓器障害を引きおこす危険性があります。
3.添加物による加工
特に注意が必要な原材料
保存料/酸化防止剤 | エトキシキン/BHA/BHT |
---|---|
保存料/防腐剤 | ソルビン酸カリウム |
酸化防止剤 | 没食子酸プロピル |
防腐剤 | 亜硝酸ナトリウム |
保湿/制菌 | プロピレングリコール |
甘味料 | ソルビトール/ビートパルプ/グリシリジン/アンモニエート/コーンシロップ/キシリトール |
合成着色料 | 赤色○号・青色○号 |
合成調味料 | 香料 |
粗悪な肉や部位を使用しているので肉の香りがしないため、食いつきを良くするために添加物や動物性油脂がたっぷり使用されています。
こちらも安全基準が設けられていないので、胃腸への負担・肝機能への影響が心配されます。
安全なチキンミールの見分け方
全てのチキンミールが危険というわけではないので確認しておきましょう。安全なチキンミールとは、生肉よりも栄養価の高い乾燥肉のことです。
ペットフードメーカーの公式サイトで確認することで、安全なチキンミールかそうでないかを見極めることができます。
粗悪品と区別するために、安全なミートミールを使用しているペットフードメーカーは、副産物不使用・肉のグレード・製造方法などが明記されています。
安全なドッグフードを選ぶポイント
ポイント
- 危険な添加物が含まれていない
- グレインフリーか、グルテンフリーを選ぶ
- たんぱく質は50%以上が理想
- 粗悪なお肉が使われていない(4Dチキン)
粗悪なお肉であるチキンミール以外にも、安全なドッグフードを選ぶポイントがあります。
詳しくはこちらの記事でご紹介していますので、興味のある方は読んでみてください(*^-^*)
チキンミールまとめ
激安なドッグフードや低価格なドッグフードには、チキンミールのような粗悪な肉を使用しているというカラクリがありました。
愛犬の健康を守ることができるのはわたしたち飼い主なので、できるだけ安全な食事を提供してあげたいですね。
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