ドッグフードの知識

ドッグフードだけで栄養は足りる?目的別のベストな栄養バランスまで

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ドッグフード

ドッグフードだけで栄養をしっかりと摂ることができるのか、栄養不足にならないのか、愛犬の健康を心配する飼い主さんの声をよく聞きます。

そこで犬に必要な栄養源から、愛犬に合った目的別のベストな栄養バランスなどをご紹介していきます。手作りごはんの比率や注意点もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

総合栄養食のドッグフードは栄養が摂れる

毎日同じドッグフードを与えていると栄養が偏らないか心配になってしまいますよね。「総合栄養食」と表示されているドッグフードに関しては、犬が必要とする栄養基準を満たし、理想的な栄養素がバランスよく調整されているので、新鮮な水と一緒に与えるだけで栄養を十分に維持できます。

むしろ総合栄養食のドッグフードに加えて他のものを与えている場合は、栄養が偏ったり肥満の原因になったりしますので、与えすぎには注意してくださいね。

また、総合栄養食のほとんどがドライフードで、ウェットフードや半生フードを与えている場合はきちんと確認しておきましょう。

犬に必要な栄養源

6大栄養素

  1. タンパク質
  2. 脂質
  3. 炭水化物
  4. ビタミン
  5. ミネラル

人間とおなじ必須栄養素ですが、犬は肉食性の雑食なので比率が異なります。

ベストな栄養バランスは原材料で確認しよう

  • 動物性タンパク質50~60%
    +野菜や果物40%

これが栄養価の高いドッグフードの黄金比と言われています。ドッグフードにどれだけの割合で栄養素が配合されているのかというのは、パッケージの裏に表示されている「原材料名」の部分を確認してください。

モグワンドッグフードの原材料

モグワンの場合

  • 動物性タンパク質
    (チキン&サーモン)=56%

とのことなので、動物性タンパク質をしっかりと配合しています。

野菜や果物についてはどのメーカーもパーセントまでは書いていませんでしたが、原材料名にしっかりと野菜の名前と果物の名前が書かれているので、素材にこだわっていることがわかります。

ここで注意してほしいのがどんな肉を使っているのかということ。動物性タンパク質が入っていればいいのではなく“安全で良質”であることが重要です。

【〇〇ミール】【○○エキス】【肉類】【肉副産物】といった記載がされている場合は、4Dミートといって危険な肉が含まれています。

4Dミート

  • DEAD…死亡した動物の肉
  • DISEASED…病気だった動物の肉
  • DYING…死にかけだった動物の肉
  • DISABLED…障害のあった動物の肉

どんな肉がはいっているのか…というところまできちんと把握しておいてくださいね。

栄養バランスの良いドッグフードの選び方

タンパク質・犬種・年齢・病気別にバランスの良いドッグフードをみていきましょう。

タンパク質別

  種類 特徴
鶏肉 肉の中でも特に消化がよく、動物性タンパク質が多くふくまれています。脂肪分が少なく、ビタミンAが皮膚や粘膜を強化してくれます。食いつきがいいので、おなかが弱い子や小食の子にもおすすめです。
  ラム肉 良質なタンパク質でビタミン・ミネラル・脂質のバランスも抜群です。脂肪燃焼効果があるので、ダイエット中の子にもおすすめです。
  シカ肉 低カロリー・高タンパクで鉄分が豊富です。シカ肉に含まれる必須脂肪酸が、抗がん作用や肥満防止に働きかけてくれます。アレルギーになりにくい肉なので、アレルギーが気になる子にもおすすめです。
  馬肉 低カロリー・高タンパクで、肉の中でもオメガ3脂肪酸が多くふくまれているので、ガンの発生を抑制したり毛並みをきれいにしてくれます。ダイエット中の子やアレルギーが気になる子にもおすすめです。
  牛肉 良質のタンパク質を豊富に含み、脂質が多いため他の肉よりもカロリーが高いのが特徴です。豚・鶏と比較して、亜鉛2倍・鉄分3倍・ビタミンB12は4倍以上と栄養価が高くなっています。そのため栄養をたくさん必要とする、成長期の子犬や活動量の多い犬にむいています。
  豚肉 ビタミンB1が多く、牛肉の約10倍含まれています。糖質をエネルギーに変える働きがあるので、夏バテなど体調がすぐれない子におすすめです。
サーモン
イワシ
カレイ
ニシンなど
高タンパクで低カロリーなので、胃腸の弱い犬やシニア犬にむいています。 DHAとEPAをバランスよく配合していることで、ボケの予防や改善に効果が期待でき、オメガ3脂肪酸が豊富なので、丈夫な皮膚・艶のある被毛をサポートしてくれます。

犬種別

  特徴 栄養バランスの
ポイント
小型犬 体重に対する体表面積の割合が大型犬より大きいため、代謝量や体重1kg当たりのエネルギー必要量が多くなります。 高タンパク質/高カロリー
中型犬 運動能力が高く、活発で筋肉も発達しているのが特徴なので、運動量や筋肉を考慮に入れて選ぶ必要があります。 高タンパク質/適度な脂質/抗酸化ビタミン成分(ビタミンA.C.Eなど)/関節サポート(グルコサミン・コンドロイチン)
大型犬 大きな体を支えるため、関節への負担や心臓への負担も大きいのが特徴です。これをサポートする為に関節や心臓のサポートをしてくれる栄養素を含んだドッグフードを選ぶようにしましょう。 関節サポート/グレインフリー/心臓強化(L-カルニチン・タウリン)

※犬に必要な栄養源を基本として、それ以外に必要とする栄養素です。

年齢別

  特徴 栄養バランスのポイント
子犬
(~生後6か月頃)
骨格・筋肉・内臓を作るために、多くの栄養を必要とします。消化器官が未熟な時期です。 タンパク質(肉)・脂質・ビタミン類・ミネラル類・グレインフリー
成犬
(1歳~)
からだが完成しているので、栄養バランスの黄金比を参考にしてください。 【動物性タンパク質50~60%+野菜や果物40%】
高齢犬 あごや歯、内臓機能が衰え、食欲も落ちてきます。 タンパク質・ミネラル類・ビタミン類(高タンパクで低カロリーが基本)

病気別

疾患 ドッグフードの選び方
アレルギーや
皮膚疾患
アレルゲンとなる物質を取りのぞいた、消化性の高いフード
ダイエットや
生活習慣病
カロリーコントロール/食物繊維が多いフード(老廃物の排出をうながす)
糖尿病 糖質を制限した、低脂肪でタンパク質が補えるフード
肝臓疾患 脂肪分を制限して、タンパク質を補えるフード
腎臓疾患 リンやタンパク質を制限したフード
心臓疾患 ナトリウムを制限して、タウリンやカルニチンを加えたフード
消化器疾患 乳酸菌を含む低脂肪タイプで消化性の高いフード

療法食の場合、犬種や年齢に合った栄養が不足していないか心配になってしまいますが、病気の状態に合わせて栄養バランスを調整しているので安心して与えてください。

しかし、予防のために食べさせるのは要注意です!健康状態がいい犬に与えていると、栄養が偏ったり栄養不足をおこしてしまいますので、療法食は獣医師と相談してすすめていきましょう。

栄養成分表のチェック方法

モグワンドッグフードの成分

モグワンに含まれる成分

  • 粗タンパク質
  • 脂質
  • 粗繊維
  • 粗灰分
  • 水分
  • オメガ6
  • オメガ3

モグワンの成分表を参考に、各栄養素にどのような働きがあるのかみていきましょう。ちなみに栄養成分の前につく「粗」とは食品用の成分表記です。

粗タンパク質

筋肉・皮膚・被毛・骨格などを作り出すアミノ酸から構成さてれている栄養素です。アミノ酸は22種類ありますが、犬の体内では12種類しか作り出すことができないので、残りの10種類(必須アミノ酸)を食事から摂取する必要があります。

タンパク質が不足すると、発育が遅れたり体調不良の原因になりますので良質なタンパク質をしっかりと与えたいですね。

脂質

エネルギー源となる栄養素で、ドッグフードをおいしくするための成分としても使用されています。また、脂溶性ビタミンの吸収を助けたり必須脂肪酸を供給する働きもあり、必須脂肪酸が不足すると毛づやが悪くなったり繁殖機能が衰えてしまいます。

脂質は酸素にふれることで劣化していくので、ドッグフードの保存方法には注意してください。

粗繊維

炭水化物(食物繊維)を粗繊維と表記しています。肉食動物には食物繊維を分解する能力がないと言われていましたが、最近では分解できるという意見もあるようで、ドッグフードにも炭水化物が含まれています。

大量に含まれているドッグフードは好ましくありませんが、少量(2~4%)であれば便通改善効果が期待できます。

粗灰分

ミネラルのことを粗灰分と表記しています。ミネラルにはカルシウムとリンがあり、肉類のドッグフードにはリンが多くカルシウム不足になりがちです。逆にカルシウムが多いと骨軟骨症という病気の危険があるので、10%以下のフードがおすすめです。

水分

水分含有量が多いドライフードは、水分でかさ増しされて栄養成分が薄まっている可能性があるので、10%以下のフードがおすすめです。

オメガ6

「リノール酸」とも呼ばれる植物油に含まれる栄養素で、皮膚や被毛が健康な状態に保ってくれる働きがあります。

オメガ3

動物の脂質に含まれる栄養素で、血液をサラサラにしたり脳を活性化させたりする働きがあります。オメガ3とオメガ6には相互に機能しあう性質があり、どちらか一方だけを摂取するのでは健康維持の効果が得られないので、しっかりとチェックしておきましょう。

成分表には記載がありませんでしたが、モグワンの原材料の部分には果物・野菜・植物からビタミンもしっかりと配合されていることがわかります。成分表と原材料を合わせてみると、犬に必要な栄養素がしっかりと配合されたドッグフードだということがわかります。

引っかかったのは「総合栄養食」の記載がないこと。確認してみたところ、ペットフード公正取引協議会に加盟していないので「総合栄養食」と表記することができないそうです。モグワンの栄養成分は基準をクリアしていますので、総合栄養食として愛犬に与えてくださいね。

犬の手作りご飯の注意点

豆腐ハンバーグ

【肉6:穀類2:野菜2】が、手作りごはんの基本です。食事の量は体重10kgの成犬の場合1日200~300gを与えるようにしてください。また、手作りごはんは亜鉛が不足しがちです。

亜鉛が不足すると

  • フケが多い
  • 肉球が硬く乾燥気味
  • 毛艶が悪くパサついている
  • 色素が薄くなった
  • 傷の治りが遅い

といった症状があらわれます。

亜鉛不足を補うために

  • 豚レバー
  • 牛肉
  • ごま
  • 煮干し

などを取り入れるようにしてみてくださいね(*^-^*)

ドッグフードの栄養まとめ

6大栄養素

  1. タンパク質
  2. 脂質
  3. 炭水化物
  4. ビタミン
  5. ミネラル

がしっかりと配合されていることを基準に、犬種や年齢に合った栄養バランスのドッグフードを選んでみてくださいね。

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