犬の飼い方

愛犬が玉ねぎを食べたかも!?少量でも気をつけたい症状、対処法について

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犬にとって玉ねぎは“キケンな食べもの”ということは有名ですが、目を離したすきに玉ねぎを食べてしまったかも?!ということもありますよね。

玉ねぎを食べるとどのような症状があらわれるのか、どのような対応をしたらよいのかなど、玉ねぎを食べてしまった場合の対処法をご紹介していきます。

玉ねぎ以外のキケンな食べものもご紹介していますので、愛犬が苦しい思いをしないように気を付けてあげてください。

愛犬が玉ねぎを食べたかも?!応急処置はやらないで!!

愛犬が玉ねぎを食べてしまった時に、ネットで検索する人が多いかと思います。その時に多い情報が「食塩水やオキシドールを使って吐かせる」といった内容です。しかし、塩中毒や胃の中に傷がある場合はその傷を悪化させてしまう可能性があるので、これらの応急処置は行わないようにしましょう。

玉ねぎを取りのぞいて動物病院へ

口の中の玉ねぎを取りのぞいたり、ぬれたガーゼで歯の隙間や口の中の玉ねぎの成分を取りのぞくように拭いてあげてください。玉ねぎを食べてしまった(または、その可能性がある)場合は、すぐに動物病院で処置を受けたほうがいいです。

もしも動物病院が閉まっていたり救急病院が近くにない場合は、深夜も治療を行っている動物病院に電話で指示をあおいでください。

その際に“何時にどれだけの量を食べた可能性がある”ということを、獣医師に伝えられるようにしておくと電話口でも対応しやすいかと思います。

犬が玉ねぎを食べた時の主な症状

玉ねぎを食べた時の主な症状

  1. 食欲不振
  2. 元気がない
  3. 嘔吐
  4. 下痢(便の色に異変)
  5. 目の結膜が白くなる
  6. 血尿
  7. 黄疸(おうだん)
  8. けいれん
  9. 頻脈

玉ねぎを食べて起こる“玉ねぎ中毒”の症状はすぐには出ないことが多く、食べてから1日~4日以内に症状があらわれます。なので「症状がでていないから大丈夫」と軽く考えず、気づいた時に動物病院に連れていきましょう。

犬にとって玉ねぎは命にかかわるキケンな食べもの

動物病院

犬にとって玉ねぎに含まれている“アリルプロピルジスルフィド”という成分は、中毒症状を引きおこす原因となります。この成分が体内に入ると、赤血球のヘモグロビンを酸化させて溶血性貧血を起こしてしまいます。

また、玉ねぎに含まれる“有機オチ硫酸化合物”という成分も犬にとっては有毒で、これを分解する酵素を持っていないため、赤血球が破壊されて重症の貧血になる危険性があるのです。

一般的に“致死量”“中毒量”として広まっている数字は【体重1kgあたり15~20g】とされていますが、個体差があるためあまり参考にしない方がいいかもしれません。少しでも食べたら危険な食べものということを頭に入れておいてください。

ネットの「玉ねぎを食べても大丈夫」は間違い

また、「玉ねぎを食べても大丈夫」「ある程度食べても大丈夫」といったネット情報がありますが、これはデマなので絶対に愛犬に玉ねぎを与えないでくださいね。

実際にシュウマイを食べてしまったワンちゃんのお話を聞きましたが、体重20kgの子がシュウマイ1/4を食べて大惨事になったそうです。もちろん玉ねぎの成分に強い子もいるかもしれませんが、決してからだにいい食べものではありませんので注意してください。

加熱しても食べてはいけない

玉ねぎに含まれる“アリルプロピルジスルフィド”“有機オチ硫酸化合物”は加熱しても消えないので、加熱してあるからと言って食べさせてはいけません。

また、玉ねぎの皮や玉ねぎを切った道具にも玉ねぎの成分が付着しているので、愛犬に手作りごはんを作ってあげるときは注意してくださいね。

玉ねぎを食べてしまった時の治療内容と費用

治療内容 費用 目的
血液検査 5,000円~
10,000円
異常がないか数値を確認
投薬 種類により異なる 対症療法
催吐 8,000円前後 摂取から1時間以内
胃洗浄 5,000円~
10,000円
摂取から2~4時間以内
輸血 1cc100円程度 貧血の場合

症状が重い場合は管理入院になる場合もあるので、この他に入院費などもかかります。症状が軽い場合は投薬で様子をみる対症療法になりますので、お薬の種類やワンちゃんの体重によって費用が異なります。

玉ねぎ以外のキケンな食べもの一覧

キケンな食べもの 症状
チョコレート
ココア
テオブロミンという物質を分解できず嘔吐・下痢
ぶどう
レーズン
腎臓の組織が破壊されることによる急性の腎臓機能不全
キシリトール 低血糖
タケノコ
しいたけ
ピーナツ
消化不良
ネギ類
にら
ニンニク
玉ねぎと同じ
エビ・カニ
イカ・タコ
消化不良
ハム
ソーセージ
ちくわ
塩分過多により、腎臓・泌尿器系にトラブル
ケーキ
クッキー
糖分や脂質が多すぎて中毒症状をおこす可能性あり
アルコール アルコールを分解する酵素がないため、長期間に渡って体内を循環し、脳幹の機能が抑制され重度の中毒症状を引きおこす
人間用の牛乳 カロリーが高く、乳糖を分解できずに下痢をおこす
生の卵白 アビシンが皮膚炎の原因
刺激物 香辛料は内臓に悪く下痢や消化不良を引きおこす
鳥の骨 噛み砕いて飲み込んでしまうと、食道や胃などの消化器を傷つける
アボカド ペルシンという成分が中毒症状を引きおこす
アンズ アミグダリンという成分が体調不良を引きおこす
下痢・嘔吐
ジャガイモの芽 ソラニンという成分が体調不良を引きおこす
スモモ 呼吸困難、虚脱、ケイレンを引きおこす
里芋 シュウ酸カルシウムの結晶が含まれているため、口内炎・舌炎・よだれ・皮膚炎を引きおこす
トマトの芽や葉
ナスの芽や葉
嘔吐・腹部の痛み・血便・下痢・めまい・口内の乾燥・呼吸困難などを引きおこす
呼吸困難・虚脱・ケイレンなどを引きおこす
カビの生えたもの マイコトキシンという毒素が含まれている

これらのキケンな食べものは、過剰摂取で死にいたる可能性があります。

犬と玉ねぎの危険性まとめ

愛犬が玉ねぎを食べてしまった時は、必ず獣医師の指示をあおいで対応するようにしてください。「神経質にならなくていい」というネット情報もありますが、与えないにこしたことはありません。

愛犬を苦しめないためにもキケンな食べものを把握して、誤飲しないように注意してくださいね。

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